【レンタル作業場】埼玉県農林公園の工作室が素晴らしかった

埼玉県深谷市にある公園『埼玉農林公園』をご存じでしょうか？
実はこの公園、木工工作室を借りることができる非常に優秀な公園なのです。
今回はこの工作室を使ってみた感想等についてお話ししたいと思います。
＊注意　この記事ですが、「べしゃり系木工」の前身にやっていたブログ（2019年頃）で書いていた記事になります。コロナ前なので、少し工作室の仕様が変わっている可能性もございますのでご了承ください。

埼玉県農林公園
木工工作室
工作室を使ってみる
工作室以外にも、、、

埼玉県農林公園

埼玉県農林公園は、県民の農林業への理解を深めるとともに、農林業関係者の資質を向上する目的で設置された公園です。

そのため、公園内には木育を目的とした木材文化会館が建設されております。

実はその施設の一室が、作業場として貸出されているのです。

木工工作室

農林公園の木工工作室の利用プランは以下の通りです。

半日（午前9時～午後0時30分 or 午後1時～4時30分）
1,320円

１日（午前9時～午後4時30分）
2,230円

ちなみに利用人数で金額が変わることがないので、3人で使用した場合は半日を440円/人で使用できます。
ドンキもびっくりの激安セールです。

これだけ安いので、作業場としては”？”と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし侮るなかれ。
DIYの作業場としては、ほぼ完ぺきに近いです。

まずこのレンタルスペースですが、木工に欠かせない道具を無料で借りられます。

この写真が実際の道具室の写真になります。
借りるのは簡単で、何を借りたいか紙に書いて窓口で提出するだけです。
道具は本当に色々とありまして、鉋や鑿・ノコはもちろん、ポニーまで完備されている充実っぷりです。

材料だけ持ってこれば、十分に木工ができそうです。

そして道具だけではなく、機械も使うことができます。
手押しに自動、糸鋸にベルトサンダー等々、基本的な木工機械は置いてある感じです。

これらの機械ですが、基本的に自分で触れるのは

角ノミ盤・糸鋸・ボール盤

となります。
基本的にとなっているのは、筆者はこの当時、木工科の訓練生かつ木工所で修行している身でもあったことから、許可をもらってその他の機械を使わせてもらいました。

では、なぜその他の機械が一般の方に使わせないようになっているかと言うと、簡単に”指がなくなる”からです。
木工機械は基本的に、回転している刃物に指を近づけていきます。
そのため正しい使い方でない場合は、指がなくなるか、キックバックで腹に部材が突き刺さってきます。
機械を使うのにも技術がいるというわけです。

じゃあ、DIYerでは厚み出しもできないのかと言うとそうではありません。
工作室には管理人さんがいます。（＊工作室に在中しているわけではありませんし、いない日もあります）
その方お願いすれば、工作室内の機械を代わりに動かしてくれます。
そのため厚み出しをしたい場合は、手押しや自動を使って指定の厚みまで通してくれます。

普段機械を使っていない人からすれば、ケガのリスクもなくてありがたいですよね。
ちなみに工作室のルールは、室内に貼ってあります。
使用する場合はしっかり目を通して、使うようにしてください。

工作室を使ってみる

ここまで読んで頂いた方なら、このレンタルスペースの素晴らしさが分かったんじゃないでしょうか？
では実際に筆者がこの工作室を借りた様子を見てみましょう。

まずは予約ですが、農林公園の農林センターで申込用紙を出して予約します。
申込用紙は、ホームページ内（http://sainourin.or.jp/nkouen/infomation）でもダウンロードできますし、受付にもあります。
そして、予約日に再び農林センターで受付すれば工作室のカギを借りることができます。