プロも使う!!ホームセンターに売っている墨付け補助道具

雑談

墨付けは木工の手順の中で最重要の工程になります。
この工程をいい加減にしてしまうと、完成度や製作スピードが断然に落ちてしまいます。
特に家具は、誤差を0.5mm未満に収めなくては組み上がらないでしょう。

では、材料の端から20cmに墨付けしたいとするとどうすればいいでしょうか?
メジャーでも墨付けできますが、少し精度が落ちそうですよね。
そこで今回は、プロも使っている墨付けの補助道具についてお話ししたいと思います。

直尺用ストッパー

墨付けの際にあると便利なのは、「直尺用ストッパー」です。

これは、鋼尺につけることができるアイテムで、ホームセンターにも売っています。
基本的には鋼尺類のコーナーで売っていると思います。

ネジの部分を回すと止めることができます。

そして一度止めると、全くの同じ距離に墨付けができるのは便利です。

ストッパーは15cm~2m用と様々あり、長さが長いほど値段は高くなっています。

ちなみに、鋼尺とのセットも売っています。

しかしこのストッパー、100均の鋼尺にも普通に使えます。
試しにダイソーで買った鋼尺につけてみました。

安く済ませたい方は、鋼尺については100均で買うのもありです。
ですが、100均の鋼尺は、cmから先は0.5mmの目盛りが無くなるので注意してくださいね。

実際に使ってみる

100mmの位置に線を引いてみたいと思います。

100mmの位置にセットし、材料の端にしっかり当てます。

線を引きます。

定規で100mmかどうかを確認します。
測ってみたら100mm強でした。

この理由は、鉛筆やシャー芯の太さがあるためですね。
そのため、金具の止める位置を調整して100mmピッタリにになるように微調整します。

100mmになりました。
これで、金具を動かすまでは同じ距離の墨線を引けます。

自作もできるようだが、、、

Youtubeを見てると、自作している方もいました。

DIYが好きな方は作ってもいいですが、滅茶苦茶大変だと思います。
このような冶具は、精度が大事ですので作るのにかなり神経を使います。

また摩耗を少なくするため、下端の材料(黒い部材)は硬い木である唐木を使っています。
唐木はホームセンターだと基本売っていません。
材料費や作業時間を考えると買った方がいいと私は思います。

ただ、おしゃれなのでこういう道具があるとDIYのやる気が一層出るかも知れませんね。

ケガキゲージ

直尺用ストッパーよりもおすすめのものもあります。
それが『ケガキゲージ』です。

これは、0.1mmまで目盛りがついているので微調整が簡単です。
直尺用ストッパーの微調整は慣れるまで難しいんですよねぇ。

また安定しているので、線が引きやすいです。

一度使うと、その使いやすさに虜になってしまうかもしれません。

ただ値段が高い。
1万円以上する道具なので、プロでも使っている所と使っていない所があります。

お金に余裕のある方は是非使ってみてください。

ノギスを使った裏技

ノギスはDIYをやる方は持ってるんじゃないでしょうか?
実は、このノギスでも任意の墨線を引くことができます。

例えばノギスを20mm開きます。

開いたそのままの状態で、部材に当てて線を引きます。

裏側はこんな感じで当たってます。

これで線を引くと、ノギスの目盛りと同じ距離離れた線が引けます。

これだと、新しく道具を買わなくてもいいので安上がりで済みます。
私も教えてもらった時に、なるほどなと感心した方法です。
ただ、少し引きにくいという欠点があるのですが、、、

まとめ

今回紹介した道具は、プロの木工家も使っている墨付け用の補助道具です。
これらの道具があると、より精度の良い墨付けができるでしょう。
ただ値段も安くはないので、購入についてはお財布と相談して決めた方がいいでしょう。

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