白木(無塗装の材木)は空気に触れていると徐々に反ってきます。
特に薄い材料は反りやすいです。
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この反りを留めるために、反り止めをつけたりオイルを塗装したりするわけです。
ただ、加工時間がかかったり、材料によっては反りが止まらないこともあります。
そこで今回は、この反りを直すちょっとした小技を紹介したいと思います。
ちょうど工房に反ってしまった栃の薄板があったのでこれを戻していきましょう。
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方法は簡単です。
反っている面に水をつけて、水をつけた面を裏にして元に戻るまで放置するだけです。
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![](https://beshamoku.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_20230603_133024-500x375.jpg)
ただこの時の注意点は、放置しすぎると逆に反ってしまうということです。
案の定、放置しすぎて逆に反ってしまいましたね。
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その場合は反った面を下に向けて放置するか、それでも戻らない場合は同じように水をつけて放置すると戻ると思います。
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いい塩梅の所で止めて、プレスするか空気を遮断して置いておき、加工する時だけ取り出す感じで扱っていけばその後の工程で加工しやすいと思います。
もし、オイル塗れるの状態であるなら塗っておくのもいいですね。
![](https://beshamoku.com/wp-content/uploads/2022/11/piyohakase-300x300.png)
と小技を紹介しましたが、あまりにも暴れの激しい材料を使うのは極力避けなければなりません。
オイルを塗った後でも、木は絶対に動きます。絶対です。
特に日本は四季による湿度の変化が激しいので、この動きを考慮した構造にするか、動きをがちがちに止めるかをしなければなりません。
それで暴れの大きな材料を使ってしまうと、十中八九欠陥が出てきてしまうでしょう。
そのため、木工は材料選びから慎重になる必要があるのです。
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