木工で腹立つことベスト3

雑談

木工品は魅力的なものが多く、1つ部屋にあるだけで雰囲気を変えてくれるアイテムです。
そしてそれを作る仕事はさぞ楽しいものとお考えでしょう。
実際ネットで調べてみても、魅力的なことが多く書かれています。

ですが、実際は楽しいことばかりじゃありません。
光があれば影もある。
辛いことや腹立つことだっていっぱいあります。

そこで今回は、家具職人の私が独断と偏見で木工で腹立つことベスト3を発表したいと思います。

「確かにこれ嫌いだわ」と共感したい方から、木工好きな気になるあの子との話題を探している方までぜひ暇つぶしにどうぞ。
ではごゆるりと。

第3位 ビス留めの難易度

まず第3位がビス留めの難易度です。
難易度高すぎ腹立つわ~です。
この難易度は、ザ・たっちのお兄ちゃんを見分けるくらいじゃないでしょうか?
激ムズですね(笑)

難易度が高い理由としては、ビス留めの失敗はごまかしがききにくいからですね。
しかも難しいわりに、初心者でも頻繁に使う技術なんですよね。
そして初心者だとビスを真っ直ぐ入れられないので、ビスをなめたりして再起不能になるなんてことも起こりえます。

そのビス留めの中でも一番難しいのは、ビスが見えない状態で金具類と木材を固定することなんじゃないでしょうか?
天板とそり止めを留めるシーンとかですね。
感覚を掴めるようになるまで、空回りしては埋めなおすの作業が続きます。

●がビスを打つ場所

そもそも、空回りの意味がわからない人のために説明を。
空回りとは下穴の螺旋が潰れてビスが効かなくなった状態のことです。

ピッタリの位置でビスを留めないと空回りしてしまい、ビスが効かなくなってしまいます。
私もよく空回りさせてましたし、今でもたまにやってしまいます。
あと少しだけ回せるかなと思って回すと、だいたい失敗しますね(笑)

木工始めたばかりだとかなり苦労するんじゃないでしょうか。

第2位 大量の汗で材が変色

第2位が汗で材が変色することです。
汗を気遣いながらの木工腹立つわ~です。

無垢家具工房はエアコンがついていない所が多いと思います。
そのため夏はクソ暑く、冬はクソ寒いです。
夏場はスポットクーラーなんか使ったりしますが、あれは冷気があたる人以外は地獄をみることになります。
というのも、スポットクーラーからの排熱により室内の温度はさらに上昇させられるからです。
瞬く間にして、工房は蒸し風呂と化します(笑)

このように夏は灼熱の中作業を行うので、尋常じゃない量の汗をかきます。
そして、木工をやってく上で気を付けないといけないのが汗なのです。

木材には『タンニン反応』というものがあり、アルカリ性や金属と接触すると変色します。
汗(真夏は汗がアルカリ性になりやすい)が垂れたり、金属を触った濡れた手で触れると真っ黒になります。

タンニン反応させたものがこちらになります。
←変色前  変色後→

変色してしまうと全く別のものですね(笑)

私は特に汗かきなので、夏に長袖着て汗がたれないようにしたり、リストバンドしたりと厚着をして汗を防ぐという一見矛盾したようなことをしているのです。
夏場の木工作業はホント嫌になります。

第1位 タモ臭すぎ問題

栄えある第1位は、タモがめちゃくちゃ臭いということです。
臭すぎ腹立つわ~です。

なんか木っていい匂いのイメージがありませんか?
ヒノキとかナラとか。

ところがどっこい。
ちゃんと臭い木もあるのです。
そして、大工も家具屋も使う木材の中で臭いのがタモ材なのです。

まぁこのタモ材が臭いのなんのって。
特に焦げた時の匂いは、う◯こを鼻に押し付けられてるんじゃないかってくらい臭いです(笑)
ユニバーサルサンダーで木くずを浴びまくった日はおしまいですね。
自身が歩く公害と化します(笑)

タモ材は何でこんなに臭いのっていうくらい臭いので、私はあまり好きじゃないです。
ただ、木目が綺麗で強度もあるので人気なんです。
需要があれば作らないといけないのが仕事なんですよねぇ。
できればいい匂いの木で作品づくりをしていきたいです。

まとめ

どうだったでしょうか?
共感してもらえたことはあったでしょうか??
私の独断と偏見のランキングとなっため、全然違うよという声もあるかもですね。

また木工について詳しく知らない人は、木工の悪い面について知れましたね。
木工のいい面を知っている人は多いですが、悪い面を知っている人は少ないでしょう。
そのため悪い面を知っていると、他人からはまるで木工について詳しいかの様に見えます。

これで木工好きなあの子の食いつきも間違いなしです!

うん、、、きっと、、、

いや、、、おそらく?

、、、たぶん。

ぜひ失敗しても腹は立てないでください。
腹を立ててもいいことなんて一切ありませんよ。
まして、腹立つことをブログにして書くなんてとんでないです。
そんな奴がいるのなら見てみたいもんですよ。

すいません。
急用で鏡を見にいく用事ができましたので、今回はこれでおしまい!

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