最近ホワイトオークを使うことが多いのですが、内部割れがすごい多いです。
どれもこれも切っても割れが収まりません。
ハナギリで100mmくらい余裕で切ってしまうことも。
下の写真は実際うちで使ったホワイトオークです。
![](https://beshamoku.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_20220208_120805-500x375.jpg)
わかりますかね?
小さい割れがいくつも入っています。
![](https://beshamoku.com/wp-content/uploads/2022/03/ware-500x294.jpg)
これの原因は何なんでしょうかね?
私的には材木屋の乾燥のさせ方が悪いのかなと思っていますが。
木材需要に合わせて出荷するために、急激な乾燥で材木が割れちゃったとか。
![](https://beshamoku.com/wp-content/uploads/2022/03/tree-g7e6811b46_1280-500x333.jpg)
こういう割れがあると何が困るかと言うと、納品した後に割れが広がってしまうということなんです。
つまりクレーム処理に対応しなくてはいけなくなります。
納品した後も気が気でないですね(笑)
割れを見つけた時の応急処置としては、瞬間接着剤を流し込んでおくことでしょうか。
しかし内部割れが多すぎるとめちゃくちゃ時間がかかってめんどくさいです。
![](https://beshamoku.com/wp-content/uploads/2022/02/c_choju34_0030_s512_choju34_0030_11-300x211.png)
ホワイトオーク材ってこんなものなのかなと思ってネットで調べていると、シキファニチアのホームページにこんなものが載っていました。
![](https://beshamoku.com/wp-content/uploads/2022/03/955622412787bfc11ddd7010c1494c15.jpg)
上の文章を読んでもらうとわかると思いますが、近年のホワイトオーク材で多く割れが発生しているようですね。
そして、取り扱いをやめるほど対応に苦労したみたいです。
![](https://beshamoku.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_0810-300x300.png)
処理していると書いてありますが、製造過程で表に出てきていない内部割れまではどうしても処理できませんからそれが起因で割れてきてしまうのでしょう。
このままの現状だと、ホワイトオークを取り扱う店がどんどん減っていくかもしれません。
![](https://beshamoku.com/wp-content/uploads/2022/03/text_oshirase_chuushi-300x222.png)
ちなみに、ホワイトオークは香りづけの意味も込めてウィスキーの樽にも使われています。
割れた樽なんて使えないでしょうから、ウィスキー製造にも大きくかかわってきそうな問題ですよね。
![](https://beshamoku.com/wp-content/uploads/2022/03/drink_whisky-300x276.png)
なんとかこの現状が好転することを願うばかりです。
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