木工の腕が上がってきたら、ホゾを作りたくなる方が多くいると思います。
色々なブログやYouTubeでやり方を調べて、いざ製作!!
何個か作品を作ってくると、加工や嵌め合いもわかってくるでしょう。
しかし、どうしても出てきてしまうのが目違いじゃないでしょうか?
それを毎回毎回、鉋で払うのもめんどくさいものです。
そこで今回は、目違い払いを省略するちょっとした小技を紹介したいと思います。
目違いを錯覚させるV溝ホゾ
この小技は超簡単です。
ホゾの胴付きにミゾを作ってあげるように面を取ってあげるだけです。
文章だけの説明だとこれで終わってしまうので、筆者の下手な絵や写真で見ていきましょう。
図で表すとこういう感じ。
この溝によって目違いがあまり気にならなくなります。
実際に筆者作ったV溝を見てみると。
この溝のおかげで、多少の目違いは全然気にならなくなります。
しかも、無垢家具は作った後も動いて目違いが出てくるのですが、それについても気にしないでいいようにと考慮されている技です。
そしてこの溝のいい所は、溝がデザインの一部になるところです。
溝の凹凸のおかげで作品に立体感が出てきます。
ただこの万能なV溝にも注意することがあります。
それは、面の大きさです。
溝がデザインになるということは、この大きさ一つで作品の印象を変えてしまうのです。
大きすぎても変だし、小さすぎても意図的な溝かどうかがわかりません。
実際に筆者があと少し大きくしてもよかったなと思ったものも載せておきます。
まあこの大きさに関しては作家の好みになってくるので、色々試して自分の好みの大きさを探ってみてください。
目違い毎回払うのがめんどくさいと思っている人は、是非活用してみてくださいね。
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